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2017年1月26日木曜日

MOSSA本家よりトランスバース・スクワットの注意情報あり


最近のMOSSAのGroup PowerやGroup Coreに含まれる特徴的な動作「トランスバース・スクワット」。少しコツの必要なエクササイズ。MOSSA本家のFacebookに「TRANSVERSE SQUAT Alert!!!」という有益な投稿があったのでメモしておきたいと思います(下図は画像なので動画を再生するにはその下のリンクをクリック)。



MOSSA Facebook Let's Move (1月20日) : TRANSVERSE SQUAT Alert!!! This move has been showing up in several programs. Here's a short expert explanation about why we do the transverse squat, as well as some options for modification. Big thanks to Derrick Price from the Institute of Motion. Please share with your teams!





トランスバース・スクワットでは片方の足を船の錨(いかり、アンカー)のように固定し軸足とし、逆の足を斜め後ろ方向へ股関節からローテーションさせます(この動作でもヒザとつま先の方向を両足ともになるべく同じになるように接地または着地する、ヒザを曲げた時にはつま先から前へ出ないなど基本的には通常のスクワットと同じコツでOK)。説明のために、右足を軸足、左足を回旋させるとします。この際、左足の動作に引っ張られて軸足として固定している側の右ヒザがknee-in(内股のように内側へ回旋)してしまうことへの注意のようです。

たとえ軸足として固定している側の右ヒザがknee-inしても股関節も連動して同じように回旋している場合にはそれほど問題とならないようですが、右股関節が硬直した状態のまま右ヒザだけが内側へ回旋してしまうような場合、右足の大腿骨(右ヒザ上)と脛骨/腓骨(右ヒザ下)が連動せずに(または一方の可動域が小さいままで)互いに逆側へ回旋してしまう場合には膝関節に負担をかける結果となり危険だそうです。つまり、膝関節を介してこれら上下のそれぞれの骨がねじれるように互いに逆側に回ってしまう状況ですね(動画では上のこぶし(大腿骨)と下のこぶし(脛骨)を突き合わせた部分(膝関節)で、互いに両こぶしを同じ方向にひねるようなジェスチャーで安全な状況を説明)。

例えば股関節の可動域が狭い、柔軟性がない、回旋中は片足動作になるのでバランスやスタビリティのための筋力が弱い、そもそも回旋させるための筋力が弱いなどの場合には注意が必要かもしれません。


一方でヒザ上下の骨が同じ方向に(多少)回旋し、右足が全体として色々な方向へリズミカルに動くこと自体は、膝関節に良いストレスを与え、結果として結合組織を強化したりなど良い効果があるそうです。


さらにリグレッション(低負荷オプション)として股を開く角度を調整することが紹介されています。動画でデモを行っている女性の方は左側へ回旋する際、(前方正面を時計でいう12時として)7~8時の位置まで股を広げていますが、それを例えば9時(90度、クォーターターン)にすることで負荷を軽減可能とのことです。また角度を狭くすると深く腰を落とすことも楽になりますね。


動画の前半ではトランスーバース・スクワットの利点も紹介されていますので、詳細は本家のFacebookをご参照ください。


比較的新しい動作のため、私のような一レッスン参加者にとっては非常に有用な情報でした。このような3D(矢状面+前額面+水平面)動作がどのように新たにプログラムに組み込まれていくのかますます楽しみですが、ケガをしないようにMOSSAやインストラクターの方々のお力を借りながら自分たち自身でもきちんと意識することが一番大事なことですね。


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