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2017年1月28日土曜日

Group Powerはストレングストレーニング?、パワートレーニング? - ストレングスとパワーの違い


日本語で「力」という言葉を表すカタカナ表現としてフィットネスでは以下のようなものが普通はあまり区別されずに使われている気がします。

  • ストレングス (Strength)
  • パワー (Power)
  • フォース (Force)
  • エネルギー (energy)

しかし、実際のところはどんな意味の違いがあるのでしょうか。





Webで例えば「strength power difference」などと検索するとたくさんの記事にヒットします。いろいろと英語圏の記事を読んでみましたが、フィットネスという文脈においては以下のように捉えてよいかもしれません(あくまで私個人の意見なので異論反論、大歓迎!)。

  • Strength
 身体(例えば筋肉)が備えている力の強さ
  • Power
身体(例えば筋肉)が備えている力(Strength)を適切に使うことができる能力。単なる力の強さだけではなく、スピードトレーニングやムーブメントトレーニングなどの効果性/効率性(鍛えた筋肉を現実生活や競技の動作でどう使えるか)などの要素も追加考慮される。
  • Force
運動の実際の出力結果
  • Energy
蓄積された力 


いかがでしょうか。このように解釈すると最近よく耳にするようになった「ストレングストレーニング」と「パワートレーニング」といった別々の言葉による用法も明確に違いをイメージできる気がします。例えば上述の用法に従うとパワー(筋力 × スピード × ムーブメント)を出すにはストレングス(筋力)がまずは必要ということがすんなり理解できます。つまり、よくいわれるような「筋肉をつけるとスピードが落ちる」というのが必ずしも正しくはないことがイメージできますね。正しくは競技特性それぞれに応じたストレングス(筋肉量や特性)とパワーの両方のトレーニングが必要と言ったほうが適切なのでしょう。



さてMOSSAに話をつなげると(これが実は本題!)、Loaded Movement Training (LMT)などファンクショナルトレーニングまたはムーブメントトレーニング的な種目も増えてきた最近の「Group Power」のプログラム構成、昔からのGPファンにとっては多少(かなり?)の違和感が未だに残るかもしれません。しかし確かにプログラム名が示す「Power」という本来の観点では、ストレングストレーニング+αでのプログラム構成の方向性は正しいのだろうと私自身は最近納得しています。Oct16リリースでは複数の関節をたくさん動かす種目が散りばめられていて、以前のエントリで触れた私個人のトレーニング目的(日常生活でうまく体を使いケガを防止する)と合致しているようにも思われるのでそれもうれしい点です。

ということで(強引ですが・・・)、Group Powerは「ストレングストレーニング」も「パワートレーニング」も両方できる一度で二度おいしいプログラムへ進化したと前向きに捉えて楽しみの幅を広げていきましょう!





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